藍染惣右介

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「藍染惣右介(あいぜん そうすけ)」は人気漫画作品「BLEACH(ブリーチ)」に登場するキャラクターであり、護廷十三隊の元五番隊隊長を務めていた死神。そんな藍染惣右介の基本的なプロフィールやその正体、彼の目的について説明していきます。

BLEACH
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「藍染惣右介」とは?

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©BLEACH/久保帯人

 

  • 名前:藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
  • 性別:男性
  • 誕生日:5月29日
  • 身長:186cm
  • 体重:74kg
  • 好きなもの:豆腐
  • 趣味:読書
  • 所属:死神・護廷十三隊五番隊第三席→護廷十三隊五番隊副隊長→護廷十三隊五番隊隊長→虚圏

 

藍染惣右介は漫画作品「BLEACH」に登場するキャラクターです。

登場当初は護廷十三隊の五番隊隊長であり、副隊長である「雛森桃(ひなもり もも)」を始めとした多数の人々に慕われるキャラクターとして描かれています。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

外見は茶色のゆるい天然パーマ気味の頭髪に、素朴な黒ぶち眼鏡をかけた穏やかそうな人物であるという印象を受けます。

性格もそれに違わず、温和で穏やかであり、常に優しげに微笑んでいるという、嫌われることとは無縁そうな人物であると伺えます。

穏やかそうな微笑みや外見上の共通点から、登場当時話題となっていた「韓流ドラマブーム」のきっかけとなった人物になぞらえて、「ヨン様」と渾名されることもありました。

 

しかし、「朽木ルキア(くちき ルキア)」の処刑を巡るゴタゴタが瀞霊廷(せいれいてい)及び尸魂界(ソウルソサエティ)全域を揺るがす中、突然何者かによって殺害されてしまいます。

白い壁に張りつけにされ、多量の血を流した姿は読者と桃に多大な衝撃を与えました。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

犯人はそれまで不審な言動が多かった「市丸ギン(いちまる ギン)」が疑われていたものの、証拠が無く、彼が本当に惣右介殺害の犯人であるかどうかはその場ではなあなあに終わっています。

藍染惣右介の死の真相・離反

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©BLEACH/久保帯人

 

…という上記の経緯は全て「錯覚」でした。

実は藍染惣右介は生きており、死んだということにして裏で暗躍していたことになります。

惣右介の目的は「ルキアの魂魄内に埋め込まれたアイテム『崩玉(ほうぎょく)』を手に入れること」であり、彼女の魂魄に隠されたそれを取り出したかったのです。

 

それ故に惣右介は、まず瀞霊廷内の最高司法機関である「中央四十六室(ちゅうおうしじゅうろくしつ)」を襲撃、四十人の賢者と六人の裁判官を全員殺害し、彼らに成り代わって護廷十三隊や瀞霊廷全域に自分にとって都合の良い命令を下していたのです。

ルキアの処刑もその一環であり、彼女が「人間への死神能力の譲渡」という罪を犯したことを理由として、斬魄刀百万本に匹敵する破壊力を持つ処刑器具「双殛(そうきょく)」を使用して、魂魄すらも蒸発させようとしました。

魂魄の中に隠された崩玉を、ルキアの魂魄を消すことで取り出そうとしたのです。

 

ですが、処刑が阻止されることを想定した上で、惣右介は計画を盤石にするために、表向きは自身を殺害し、裏での活動を開始しました。

それが藍染惣右介の死の真相です。

 

実は藍染惣右介は死神側の人間ではなく、自らの目的のために動く野心家だったのです。

彼は「崩玉」を手に入れ、同胞である市丸ギンと「東仙要(とうせん かなめ)」と共に自らの目的のために死神から決別しています。

死神らから決別を宣言した際に発した一言「これからは私が天に立つ」は惣右介を象徴する台詞の一つとなっています。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

死神に離反した後の惣右介は、虚圏(ウェコムンド)に身を寄せています。

以降は虚(ホロウ)を自身の手下として利用しており、自らが崩玉で生み出した破面(アランカル)を部下として活動を進めていきます。

藍染惣右介の真の人間性

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©BLEACH/久保帯人

 

本来の目的を明かした藍染惣右介は、それまで築き上げてきた穏やかで温和なイメージをかなぐり捨てており、外見の変化や表情の変化から冷徹な印象を受けるようになります。

伊達であった黒ぶち眼鏡を外し、降ろしていた髪を上げてオールバックにしています。

ハイライトが書き込まれていた瞳からハイライトが消え、顔つきは変わっていないはずなのに、顔つきが変わったようにも見えてしまいます。

 

性格面も穏やか温和といった仮面を捨てたためか、本性である「傲岸不遜で慇懃無礼、他人を見下した冷血で冷徹な支配者」といったような歪んだ人間性が露わになります。

他人への信頼感や情という物は持ち合わせておらず、かつての部下だろうが何であろうが、自分の計画を進めるための駒程度にしか見ておらず、不要と判断したらあっさりと切り捨てる恐ろしいまでの合理主義といった一面もあります。

 

あからさまな態度が明らかになり、切り捨てられたにも関わらず、彼の使用した人心掌握術は完璧であり、雛森桃は裏切り者であった惣右介を憎み切れないという依存性を仕込まれてしまっていました。

藍染惣右介活動の経歴

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©BLEACH/久保帯人

 

死神から離反した藍染惣右介は、自らの目的のために死神たちと敵対しています。

敵対した惣右介の最初の目的は、霊王(れいおう)の住まう空間に行くための鍵「王鍵(おうけん)」の創生です。

そのために必要不可欠であった「重霊地(じゅうれいち)」と呼ばれる霊的なものが集まりやすくなっている土地「空座町(からくらちょう)」を使用し、消滅させようとしたのです。

また、稀有な能力を持った「黒崎一護(くろさき いちご)」の友人である「井上織姫(いのうえ おりひめ)」を誘拐し、利用しようとしました。

藍染惣右介との決着

そして、織姫救出を狙う黒崎一護一派と彼らに協力する護廷十三隊隊長格・副隊長格の面々を虚圏に置いたまま、惣右介は同胞であった市丸ギンと東仙要、そして破面でも高い実力を誇るNo.3以上のメンバーとその従属官(フラシオン)たちを連れて、目的達成のために空座町へ降り立ちます。

しかし最初に惣右介らが侵攻したのは、「浦原喜助(うらはら きすけ)」や「四楓院夜一(しほういん よるいち)」らが用意した偽物の空座町だったのです。

そこで決着をつけんと、護廷十三隊と破面たちの総力戦が繰り広げられました。

護廷十三隊や駆け付けたかつての惣右介らの同僚であり、上司でもあった「平子真子(ひらこ しんじ)」が率いる「仮面の軍勢(ヴァイザード)」の奮闘によって、破面たちと要は破れ、惣右介の計画は頓挫したかのように思われました。

ですが、惣右介は自らの斬魄刀(ざんぱくとう)「鏡花水月(きょうかすいげつ)」の能力である幻覚と、自らの体に取り込んだ「崩玉」の能力を駆使して護廷十三隊メンバーと仮面の軍勢メンバー、並びに夜一や加勢していた「黒埼一心(くろさき いっしん)」らをあっさりと下してしまいます。

 

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©BLEACH/久保帯人

 


(※画像は第二段階の姿であり、そのシュールな外見から「はんぺん隊長」「豆腐隊長」と呼ばれてネタにされています)

 

戦いの中で着々と崩玉を進化させ、能力を高めていく惣右介。

彼らを下し、惣右介は偽の空座町から本物の空座町へと降り立ちます。

直後、同胞であった筈の市丸ギンが惣右介を裏切り討伐しようとするものの、彼の起こした行動が、彼の斬魄刀の卍解に秘められた毒が、惣右介の中にある崩玉の防衛反応を刺激し、更なる進化を遂げさせることとなってしまいます。

裏切った市丸ギンは進化の際に手に入れた空間転移能力を用いた攻撃で一刀の元に下しました。

 

最早誰も止められず、空座町の壊滅は免れないといったところで、惣右介の狙いは黒崎一護の級友たちに向けられます。

しかし、惣右介の手が級友たちに届く前に、現世と尸魂界の境目にある空間「断界(だんかい)」での修行を終え、「最後の月牙天衝(さいごの げつがてんしょう)」を身に着けた一護によって阻止されます。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

その力は絶大であり、崩玉によって進化を続けた惣右介を一切寄せ付けることなく、圧倒的な力でねじ伏せ、粉々に粉砕させられました。

 

崩玉によって死ぬことが出来ない惣右介は、粉々になろうともどうにか再生をし、生き延びますが、直後に崩玉に見放されたことによって超越者としての力を没収され、駆け付けた喜助の「九十六京火架封滅(きゅうじゅうろっけいかかふうめつ)」によって封印されてしまいました。

その後、新たなメンバーが選出された中央四十六室によって、「真央地下大監獄最下層・第8監獄『無間』(しんおうちかだいかんごくさいかそう だいはちかんごく むかん)」に投獄されることが決定します。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

最初の刑期は1万8800年だったものの、中央四十六室の面々を惣右介が挑発したため、刑期は2万年に引き上げ、ついでに目と口を塞いだ状態になるなど、余計に刑がプラスされました。

これにて尸魂界全土を揺るがした藍染惣右介の騒動は終焉を迎え、黒崎一護は最後の月牙天衝を使った影響で死神の力を失い、新たなる物語に続いていきます。

 

以降藍染惣右介の出番は無く、彼は無間に投獄されてそれっきり…かと思われました。

千年血戦編での再登場

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©BLEACH/久保帯人

 

ですが、藍染惣右介はまた登場します。

なんと、惣右介は獄中内で「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」のトップである「ユーハバッハ」によって特記戦力の一人として数えられており、その力を見込まれて見えざる帝国へ手を貸すように勧誘されていたのです。

その申し出を惣右介は断った挙句、ユーハバッハの感覚を、自らと同化していた鏡花水月の能力か、鬼道で僅かに狂わせていたことが判明します。

後に一番隊隊長兼護廷十三隊総隊長となった「京楽春水(きょうらく しゅんすい)」の手によって部分的に封印を解かれた状態で無間から出され、尸魂界のために力を貸すように要請されました。

直後に空から降ってきた霊王の眷属たちを霊圧だけで消滅させて「黒棺」を利用し、自らの拘束具と椅子を破壊せんとしました。

黒崎一護との交戦時よりも強くなっていると言われている一撃でしたが、拘束具も椅子も破壊すること敵わず、そのまま襲撃してきた「ナナナ・ナジャークープ」の能力によって一時的に行動不能に陥らせられます。

 

そこからしばらくは拘束されていることもあり、基本的には戦闘に参加せず観戦だけの状態となっていましたが、ユーハバッハが惣右介の拘束具を破壊したことで自由となります。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

そのままユーハバッハと交戦を開始、合流した一護と共闘することになります。

鬼道と鏡花水月の力を利用し、一護のサポートをしつつ優位な戦闘を続けていたものの、鏡花水月の力をユーハバッハによって破られて敗北。

一護に何かを言おうとしたのですが、霊王のヘドロによって流され、彼へ何らかの言葉を残すことは叶いませんでした。

 

以降、戦闘には登場せず、次に登場したのは戦闘が全て終了した後です。

再び生き残った惣右介は、再び無間に収容されました。

ですが、一護との共闘による功績が認められたのか、小説版で登場した際には目と口の封印が解除されていることが判明しています。

藍染惣右介の過去

 

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©BLEACH/久保帯人

 

実は藍染惣右介、ここまで大々的なことを起こしてきたキャラクターではあるものの、明確な過去が護廷十三隊所属後からしかわかっていないというキャラクターであるのです。

惣右介の過去として語られたことといえば

  • 護廷十三隊五番隊第三席時代に、市丸ギンの実力を見込んで評価していた
  • 護廷十三隊五番隊副隊長であった過去を持ち、当時隊長であった平子真子の部下であった
  • 平子真子の部下であった時代から今の目的を持っており、目的に向けて暗躍していた
  • 平子真子らの虚化事件の罪を崩玉の持ち主であった浦原喜助に擦り付け、彼と四楓院夜一、握菱鉄裁(つかびし てっさい)の尸魂界追放の原因を作った
  • 浦原喜助が崩玉を作成した当時には既に自身も崩玉を開発していた

ということのみであり、藍染惣右介が現在の目的を持った理由、生まれや経歴、その他諸々全てが公式で明らかになっておらず、未だ謎に包まれています。

 

ちなみに、その他明らかになっていることといえば「実は黒崎一護の存在に深く関わる人物」であるということです。

過去、藍染惣右介が作り上げた改造虚「ホワイト」が一護の父であり死神であった黒崎一心と、母であり滅却師(クインシー)であった黒崎真咲(くろさき まさき)と戦闘になったことがありました。

 

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©BLEACH/久保帯人

 

ホワイトは本来死神に傷をつけ自らを潜ませることで虚にするという力を持っていたのですが、ホワイトが自身を送り込んだのは、何故か滅却師であった真咲だったのです。

ここで想定外の行動を起こしたホワイトに多大な興味を持った惣右介は、余計な手を加えず一心と真咲の結末を見届けようとしていました。

また、後に一心と真咲の間に生まれた一護を「死神と虚と滅却師の力を併せ持った特殊な存在」として観察しており、彼の力を目覚めさせるために多くの困難を仕掛けていったことが明らかになっています。

つまり、一護が朽木ルキアと出会って死神代行として戦ったことも、数々の困難に見舞われつつも乗り越えて行ったことも、全ては惣右介の計画通りであったということです。

藍染惣右介の目的

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藍染惣右介が死神を利用し、数々の行動に及んだ目的は「霊王に代わり、自分が尸魂界の王となる」ということであると考えられています。

ですが、実は惣右介が最終的に何を目指しているか、何故そのようなことをするのかなどの細かい事実は語られていません。

作中では一応「私は常に、私を支配しようとするものを打ち砕くためにのみ行動する」「霊王を倒す」とも言っていますが、その言が本当の目的を語っているのかどうかはわかりません。

また、作中霊王について「あんなもの」と言っていること、少しでも彼が見込んでいる浦原喜助が霊王に従い続けていることに怒りを覚えていることから、霊王の現在の姿について思うところがあるのではないかと推測されています。

藍染惣右介は普通の死神になりたかった?

真の目的が「霊王の討伐」であることだと言われている藍染惣右介ですが、刃を交えた黒崎一護は別の目的があったのではないかと推測しています。

一護は惣右介について、「生まれつき強く、肩を並べるものがおらず、孤独であったことから、ただの死神になりたかっただけではないか」と発言しています。

 

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その望みを崩玉が反映してしまい、作中で死神の力や超越者としての力が奪われ、結果的に喜助の封印に抗うことが出来なかったのではないのか、とも考えられているようです。

尚、惣右介は「支配者は孤独なもの」という価値観を持った人物であることが判明しており、少なくともその心のうちに孤独を抱え込んでいたことが推測できるようになっています。

藍染惣右介は霊王の権力を回復させようとしていた?

藍染惣右介は作中の言動から、霊王の正体を知っていたと考えられています。

小説版にて霊王は、「尸魂界という世界を作り出した存在でありながら、五大貴族たちに力を封じるため四肢をもがれ、臓腑を抜き取られて水晶の中に封じられてしまった存在」であることが判明しています。

そのため、既に生きているのかどうかすらもわからないような状態であり、人柱のような状態になっているのです。

惣右介はそのような存在となってしまっていた霊王と、世界の在り方に疑問を持っていたとみられる描写がされています。

浦原喜助に封印をされる前に、彼に対して激昂したように投げかけるシーンがそれを伺わせます。

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そのため、霊王を討伐して自分が霊王に成り代わるということは、ある意味霊王の権力を復活させることであるとも取れます。

霊王をただの人柱、傀儡の王としてではなく、真の意味での王として畏怖の対象とすべきだと考えている可能性もあるのではないかと、ファンの間では言われているのです。

 

藍染惣右介の強さ

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漫画作品「BLEACH」の「尸魂界(ソウルソサエティ)編」から「破面(アランカル)編」までに渡るラスボス・黒幕として登場した藍染惣右介。

ボスキャラクターとして登場しただけあり、その強さは他の死神や登場人物に比べると異常なまでに別格として扱われています。

作中の描写だけを見ると、最早最強クラスであり、見方によっては万全ならばBLEACHのラスボスである「ユーハバッハ」よりも強いのではないかと思わせます。

実際後述する斬魄刀の能力を用いてユーハバッハを撤退させることに成功したりも出来ている程です。

その実力はユーハバッハも認めており、ユーハバッハは彼を特記戦力として扱い、仲間に引き入れようともしました。

藍染惣右介は鬼道の扱いも凄すぎる!?

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藍染惣右介は鬼道(きどう)に関しても達人レベルを通り越した絶大な能力を持っており、本来ならば言霊を詠唱して威力を安定させるはずの鬼道の大半を詠唱破棄して使用することが出来ます。

詠唱破棄は鬼道に優れた死神が扱わないと出力が安定しないため、非常に技術力が必要となるのですが、惣右介はこれを難なくこなすことが出来ます。

そしてたとえ詠唱破棄が行えるような鬼道の達人と呼べるような死神ですら、扱いが難しく強力な九十番台の鬼道は詠唱をちゃんと行わなければいけません。

ですが、惣右介は九十番台の鬼道ですら詠唱を破棄して使用をすることが出来、なおかつ威力も普通通りに出力することが出来るのです。

作中では「黒棺(くろひつぎ)」「五龍転滅(ごりゅうてんめつ)」といった高度な破道(はどう)を詠唱破棄して使用していました。

 

特に黒棺は惣右介の象徴的な鬼道であり、最初に使用した時は護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)でもタフな分類に入る七番隊隊長「狛村左陣(こまむら さじん)」を1/3の力しか出していない状態であっさりと戦闘不能へと追い込んでいます。

尚、完全に詠唱した状態の黒棺は最早時空が歪むほどの威力を秘めていたそうです。

尤もこれは「最後の月牙天衝(さいごの げつがてんしょう)」を発動していた「黒埼一護(くろさき いちご)」にあっさりと破壊されてしまいましたが。

後に千年血戦編で再登場した際には、拘束具で封印されていたにも関わらず、詠唱無しで黒棺を発動、霊王(れいおう)の眷属を一瞬で消し去る程の威力を見せつけていました。

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©BLEACH/久保帯人

その威力を目の当たりにした「浦原喜助(うらはら きすけ)」曰く「詠唱を破棄しても一護と対峙した際とほぼ同等以上の威力」を出していたそうです。

 

惣右介の鬼道の強さは破道による攻撃だけに留まりません。

縛道(ばくどう)も当然優れています。

作中で縛道を使用することはあまりありませんが、数少ない縛道の描写も凄まじいことになっています。

作中当時、鬼道を中心に扱い死神をサポートする部隊である「鬼道衆(きどうしゅう)」のトップ、鬼道衆総帥・大鬼道長(きどうしゅうそうすい だいきどうちょう)を張っていた「握菱鉄裁(つかびし てっさい)」の扱う破道を、詠唱破棄した八十番台の縛道「断空(だんくう)」でさらりと防いで見せているのです。

死神の中でも鬼道に優れた部隊のトップである存在の破道を、鬼道の専門でもない死神の一人が止めてしまったのです。

鬼道衆トップの名が泣きそうな場面ですが、惣右介が規格外すぎるため仕方がないとも思えます。

 

つまり、惣右介は斬魄刀(ざんぱくとう)に頼らずとも十分な実力を持っており、斬魄刀を取り上げても戦闘が進められるということがよくわかります。

藍染惣右介の中にある崩玉の存在

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藍染惣右介は体内に「願ったことを現実に起こせるようになる」というチートアイテム「崩玉(ほうぎょく)」を取り込んでいます。

そのため、作中では願うままに際限なく強くなっていく様子が描かれています。

つまり、惣右介は自身が願えば願う程その力を高めることが出来る体になっているのです。

拘束具で封印されているのにも関わらず、黒棺が一護と対峙した時よりも強くなっている可能性が高くなっているのはその崩玉のせいではないかと考えられています。

 

また、基本的に惣右介は崩玉と融合してしまっているため普通に死ぬことは出来ず、殺しても崩玉の力で復活するため、手が付けられない状態になっています。

極悪人である惣右介が「真央地下大監獄最下層・第8監獄『無間』(しんおうちかだいかんごくさいかそう だいはちかんごく むかん)」に投獄されているに留まっているのはそれが理由です。

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崩玉は惣右介と融合しているため、取り出せないことも上記の処遇がされている理由の一つです。

 

しかし作中で黒崎一護に敗北したことで崩玉の意思から見放され、超越者としての力を没収されてしまっていると言われています。

そのため、拘束具で拘束されても思ったより抵抗が出来ず、無間に投獄されたまま大人しくしているという可能性が高くなっています。

それでも崩玉の影響は多少あるのではないかと、作中拘束具で拘束された状態で放った鬼道の描写から筆者は考えます。

というかこの場合は「涅マユリ(くろつち まゆり)」が開発した拘束具の方が凄いのではないかと思われますが。

藍染惣右介の斬魄刀は?卍解はどんなもの?

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藍染惣右介の斬魄刀といえば、非常に有名なものです。

彼の強さやチート級のキャラクター性はこの斬魄刀による功績も大きく、彼が斬魄刀をいつの間にか使用していた際に発せられる「いつから○○をしていないと錯覚していた?」「錯覚だ」といった台詞はBLEACHの中でもパロディが多い名言としてネタ的に扱われています。

尚、この斬魄刀は惣右介が崩玉と融合した際に共に体内へと融合しており、没収することは出来ないようになっています。

そのため、惣右介は無間に投獄された後でも斬魄刀を使用することが出来るようになっていることが描写されていました。

藍染惣右介の始解

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藍染惣右介の扱う始解(しかい)の名前は「鏡花水月(きょうかすいげつ)」です。

発動の解号は明かされていないので不明ですが、能力を解除する際は「砕けろ」と発します。

発動しても斬魄刀の形状は変化しませんが、一度でも斬魄刀解放の瞬間を見たら能力を発動させるようになっています。

 

能力は「相手の五感や霊感全てを支配する完全催眠」です。

前述の通り、一度でも斬魄刀の解放を見たという人物はすぐに催眠にかかってしまい、惣右介にとって都合のいいものを都合のいいように見せて錯覚させることが出来ます。

この能力で惣右介は自身の斬魄刀の能力を「霧と水流の乱反射で敵を錯乱させて同士討ちを謀る能力」として錯覚させていました。

自らの斬魄刀の能力は周囲を巻き込む危険性があるため、全員に知ってもらう必要があるとして説明会を開くことで、大半の死神たちに催眠をかけていたのです。

また、能力を用いて何かを自らの死体と錯覚させ、自身の死を偽装したということもあります。

護廷十三隊のメンバーに説明会で能力の解放を見せていたため、出来たトリックです。

尚、四番隊隊長「卯ノ花烈(うのはな れつ)」は死因の検査を行うために長く惣右介の偽死体に触れていたため、若干の違和感を感じていたということが描写されていますが、それでも催眠を解除するには至りませんでした。

 

作中では斬魄刀の錯覚させる能力を用いて、「いつの間にか催眠を発動しており、やったかと思ったらそれは錯覚で、逆転される」という描写も多々行われました。

惣右介何らかの技によって攻撃される→「やったか!?」→「錯覚だ」というシーンは既に様式美レベルです。

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尚、この鏡花水月の完全催眠は一度発動を見てしまえば実力者ですら跳ね除けることは難しく、作中では護廷十三隊総隊長である「山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)」や「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」のトップであるユーハバッハすら欺いています。

ユーハバッハへの使用が一護の勝利に貢献しました。

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ちなみにこの鏡花水月は崩玉の力で一度惣右介の体内に取りこまれていますが、崩玉に見放されて浦原喜助によって封印される瞬間に砕け散って消滅したようになっており、使用不可能になったのかと思われていました。

ですが、何らかの力(崩玉の力?)によって復活を遂げており、再登場した際には再び説明も無く使用しています。

 

鏡花水月は一見万能の能力を持っていますが、多少なりと弱点も持ち合わせています。

一つ目の弱点が、「解放の瞬間を見なければ催眠にかからない」というものです。

鏡花水月の能力は斬魄刀解放の瞬間をトリガーとして発動するもののため、解放を見ていない人物や、そもそも見ることが出来ない人物には効果が発動することがありません。

作中では特定の人間以外に見せることで、特定の人間には催眠をかけないようにしたり、そもそも目が見えない「東仙要(とうせん かなめ)」には通用しないことが言及されています。

二つ目の弱点が、「無いものをあるようには見せることが出来ない」というものです。

鏡花水月の能力は幻影を作り出すものではなく、「あくまで何かを別物に錯覚させる能力」のため、実体のないものを見せたりすることは出来ません。

そのため、作中では自分の代役を「藍染惣右介」として誤認するようにかつての上司である「平子真子(ひらこ しんじ)」に催眠をかける描写が行われました。

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何も無いのに「藍染惣右介」がそこにいるようには見せることが出来ないのです。

三つ目の弱点が、「能力発動前に鏡花水月に触っていれば催眠を回避できる」ということです。

滅多に察することが出来ず、実行も難易度が高いですが、唯一鏡花水月の催眠を確実に回避する方法となっています。

作中でこの方法を知っているのは、唯一「市丸ギン(いちまる ギン)」のみでした。

藍染惣右介の卍解とは?

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©BLEACH/久保帯人

藍染惣右介は始解である鏡花水月のインパクトが超強いキャラクターですが、そんな強力な斬魄刀の卍解(ばんかい)は一体どのようなものだったのでしょうか。

 

実は藍染惣右介は卍解を一度も作中で披露していません。

巷では「鏡花水月が卍解」「卍解が存在しない唯一の斬魄刀」と噂されていますが、鏡花水月は始解であり、卍解ではありません。

また、卍解が無い斬魄刀であるという説明もされていないため、その線も薄いと見られています。

これらの設定はどこかの二次創作や噂話などで広まった情報であり、正確なものではないのです。

 

では、なぜ藍染惣右介は卍解を使わなかったのかという疑問には

  • 卍解を使う必要が無かった
  • 卍解を使う機会が無かった
  • 実は卍解が使えなかった

という三つの考察が存在します。

 

一つ目の説が「藍染惣右介は卍解を使用する必要が無かった」というものです。

作中、始解だけで戦闘を進めることが出来る程非常に高い能力を持つ藍染惣右介。

わざわざ本気モードである卍解を使う必要すらなかったからではないかと推測されています。

途中崩玉の力も彼の物としており、尚更惣右介にかなうような相手はいなかったため、卍解を発動しなくてもいいと思ったからなのではないでしょうか。

つまりは「舐めプ」をしていたということです。

 

二つ目の説が「藍染惣右介が卍解を使う機会が無かった」というものです。

卍解の中には平子真子のものや「京楽春水(きょうらく しゅんすい)」、「朽木ルキア(くちき ルキア)」のもののように周囲を巻き込んで展開したり、使用法が限定される卍解が存在します。

また、「斑目一角(まだらめ いっかく)」の卍解のように使い勝手が悪い卍解も存在します。

そのため、自身の卍解を使用するための舞台が整っていなかったり、卍解を使わない方がいいという戦闘が多かったから使用しなかったという可能性もあると考えられます。

始解の能力が万能な反面、卍解がピーキーな性能をしており、使うと逆に不利になっていたかもしれないと推測されているのです。

 

三つ目の説が「藍染惣右介は卍解が使えなかった」というものです。

かなりぶっ飛んだ説ですが、隊長格が必ず卍解を使用出来なければなれないというものではありません。

強ければ隊長になれるということは、護廷十三隊十一番隊隊長である「更木剣八(ざらき けんぱち)」がよく示しています。

何より「歴代の隊長は更木剣八を除き全員が卍解を習得しているらしい」という話はあくまで「らしい」ため、事実かどうかは明確にされていない状態です。

更には卍解の習得には「斬魄刀の中にいる本体の具象化と屈服」が必要とされています。

惣右介は自分以外の他者を信頼したことが無く、自身に比類するだけの力を持った存在もいなかったため、常に孤独を感じていたとも語られています。

その「信頼できない相手」の対象に実は自身の斬魄刀である鏡花水月も含まれており、鏡花水月との対話で始解を習得することは出来たものの、呼び出すことは出来なかったのではないかと言われているのです。

事実、惣右介と刃を交えた黒崎一護は彼の刀に「孤独」を感じ取っております。

それは惣右介自身の孤独とも取れ、更には彼の斬魄刀であった鏡花水月の孤独でもあったのではないかと解釈することも出来ます。

互いに分かり合う気も無く、分かり合うことも出来なかったが故に、斬魄刀の卍解に至ることが出来ず、卍解を使用することが出来なかったのではないかと思われているのです。

 

卍解が登場しない理由は上記の三つが疑われていますが、BLEACH公式のファンブックや本編、小説内でも言及がされていないため、どれが本当の説なのかは判断することは出来ません。

また、BLEACH本編は既に終焉してしまったため、これから先惣右介の斬魄刀の卍解が描かれるということは可能性が低いと予想されます。

藍染惣右介が黒崎一護に能力を使わなかったワケは?

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©BLEACH/久保帯人

作中でも「鏡花水月」を用いて敵味方を翻弄してきた藍染惣右介。

ですが、実は唯一「黒崎一護」にのみは鏡花水月が使われた描写が無いのです。

では、なぜ惣右介は一護に能力を使わなかったのでしょうか。

死神の力を使いたくなかったから

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©BLEACH/久保帯人

藍染惣右介が黒崎一護を明確な障害として認識し、直接対決を行ったのは、惣右介が崩玉と融合し、超越者としての力を手に入れてからになります。

この時の惣右介は既に死神を超越したことで死神の力を必要のないものであると判断しており、一護の「無月(むげつ)」を喰らって消滅しても気に留めていませんでした。

後の描写から斬魄刀を修復することは出来たものの、あえてそれをしなかったとしか考えられません。

その根底にあるのは超越者としての力への驕りと、死神の力に縋らないことへのプライドであったと考えられます。

死神の力を不要であると宣言したにも関わらず、死神の力である斬魄刀に頼ることは超越者になった惣右介のプライドに反したのでしょう。

それ故に強力な鏡花水月の力は最終決戦に使用されなかったと言われているのです。

そもそも使用することが出来なかった

前述の通り、崩玉と融合した藍染惣右介の鏡花水月は、黒崎一護の技を喰らって消滅してしまっています。

その際に惣右介は自らに死神の力が必要なくなったため、消滅から修復することはありませんでした。

ですが、実は惣右介の深層心理には一護の感じ取った「普通の死神になりたい」という力に対する嫌悪があり、実は強大な力なんて望んでいなかったと語られています。

その深層心理の望みを体内の崩玉が叶えたことで、一時的であるとは思いますが死神としての力を失ってしまい、使いたくても使えない状況になったのではないかと考えられているのです。

後にユーハバッハに向けて鏡花水月の力を使用していることから、別段死神の力を忌避しているわけではなく、自分が使いたくなくて使わなかったわけではないとも推測できるのではないかと推測可能です。

このことから、一護と対峙した際には崩玉のせいで力を失っていたから使えなかったと考えても自然になると思われます。

 

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