両面宿儺の術式の伏線から正体は料理人?陰陽師?伏黒恵との関係も徹底考察

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両面宿儺(りょうめんすくな)とは、少年漫画『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』の登場人物。呪術全盛の千年以上前に実在した最凶最悪の呪術師で、死後の20本の指は特級呪物「宿儺の指」と呼ばれ、主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)の体に取り込まれます。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

プロフィール

身長 173cmくらい
体重 80kg以上
一人称 「俺」
イメージソング
  • 平沢進『Day Scanner』
  • マリリン・マンソン「(s)AINT」
CV 諏訪部順一

 

呪いの王、両面宿儺とは?

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

両面宿儺は呪術全盛の千年以上前に実在した人間です。

腕が4本で顔が2つある仮想の鬼神で千年前は呪術全盛と呼ばれ、その時代にいた呪術師が総力を挙げて両面宿儺に挑み敗れました。

両面宿儺の死後は呪物として時代を渡り、死蝋(腐敗を免れ蝋化した死体)は現在まで消し去る事が不可能なほど強力な呪物となりました。

性格は己の快、不快ので生き、女や子供を鏖殺することに快楽を感じる非常に残虐な性格の持ち主です。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

戦闘では圧倒的な力でねじ伏せる事が多いですが、駆け引きも得意で伏黒恵(ふしぐろめぐみ)や異戒神将魔虚羅(いかいしんしょうまこら)戦では冷静に状況を分析し、人質や相手の術式に対して有効な攻撃をする等、非常に狡猾かつ抜け目のない性格をしています。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

特級呪物「両面宿儺の指」

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

両面宿儺の死蝋である20本の指は特級呪物「両面宿儺の指」呼ばれています。

特級呪物は通常所持しているだけでは害はありませんが、宿儺の指は特別強力な呪物で存在するだけで呪いを引き寄せ、宿儺の指を取り込んだ呪いは特級呪霊という強力な呪いへと変貌し、周囲に甚大な被害を与えます。

また猛毒でもあり、人間には取り込む事すら不可能とされていますが、万が一に取り込んだ人間の体を依り代に宿儺が復活する可能性があり、主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が宿儺の指を取り込み復活しています。

 

虎杖悠仁と両面宿儺

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

現在は主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)に呪物を取り込まれ共存しています。

強力な呪物である宿儺の指は猛毒に等しく、本来人間に取り込める代物ではないのですが、千年に一人の逸材と言われる虎杖はこれを取り込み制御しています。

仮に宿儺が虎杖の体を乗っ取っても、一定時間で適応され主導権を取られます。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

・宿儺が肉体を制御できる時

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

例外も存在しており、宿儺が虎杖の肉体を制御できる場合があり、それにはいくつか条件があります。

一つは虎杖が許可した場合です。

しかし宿儺は己の快、不快のみで生きる呪いなので、あまりにも虎杖が有利になる場合はこれを拒否し虎杖を罵倒します。

二つ目は指を多量に摂取した場合です。

これは指の適応に体が追いつかなくなり一時的に宿儺に主導権が移るというものです。

虎杖の敵によって引き起こされ、敵から宿儺へ条件を求められますが、宿儺が気に入らなければ話だけ聞いて切り捨てます。

三つ目は宿儺が「契闊」と唱えた場合です。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

これは虎杖と宿儺との間に結ばれた「縛り」によるものです。

縛りとは絶対厳守の契約のようなもので、破ると重い罰を受けます。

虎杖との縛りの内容は三つあります。

一つ「契闊」と唱えた場合1分間体を明け渡すこと

二つ目にこの縛りの内容を忘れること

三つ目に明け渡された1分間は誰も殺さず傷つけないというものです。

しかし作中で契闊は一度も唱えられた事がなく、今後重大な局面で使用される事が予想されます。

 

戦闘スタイル・術式・領域展開

 

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

宿儺は呪いの王に相応しい数々の強力な術式を持っています。

また身体能力も非常に高く、特級呪霊をも圧倒するほどのパワーを持っています。

 

・戦闘スタイル

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

宿儺は作中の描写から肉弾戦を好みます。

圧倒的なパワーで周囲をメチャクチャにする豪快な戦闘が得意です。

勝負を一瞬で終わらせる程の非常に強力な術式を持ち合わせているのですが、宿儺の性格の悪さからか、加減が効いて相手を弱らせる事ができる肉弾戦を好んでいると思われます。

 

・解(かい)

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

宿儺の術式で見えない斬撃を飛ばします。

呪力が弱いものや呪力の無いものは一太刀で両断され、周囲を消し飛ばす程の強力な術式です。

 

・捌(はち)

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呪力差・強度に応じ一太刀で対象を卸す術式です。

トドメに使用される事が多く、使用された対象は力の大小問わず切断されます。

 

・開(フーガ)

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炎操り、矢のように飛ばし対象を焼き尽くす術式です。

その火力は宿儺の指8から9本ほどの力を持ち、炎を操る特級呪霊「漏瑚(じょうご)」をも焼き尽くすほど強力さです。

 

・領域展開「伏魔御厨子」

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

通常、領域展開とは結界で空間を分断してから生得領域(心の中、心象風景)を具現化します。

しかし伏魔御厨子は空間を分断せずに生得領域を具現化します

作中の解説曰く「空に絵を描くに等しい正に神業」と称される領域展開です。

そして空間を分断せず、相手を逃げ道を与えるという事が「縛り」になり、必中効果範囲は最大半径約200mにも及ぶ強力な領域展開です。

伏魔御厨子展開中は、範囲内の呪力を帯びたモノには「捌」を、呪力のないモノには「解」が伏魔御厨子が消えるまで絶え間なく浴びせられる最強の領域展開です。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

両面宿儺は実在した?元ネタ解説

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

両面宿儺には元ネタが存在しています。

「日本書紀」にて、仁徳天皇65年(西暦377年頃)に武振熊命に討伐されたという伝説があり、その見た目は計8本手足に頭の前後両面に顔を持つ異様な姿だったと記されています。

剣術に優れており、4本の腕で2本の弓を操り、皇命に従わず、人民から略奪して楽しんでいたそうで、作中の描写とほぼ同一になっています。

一方で飛騨の国(現在の岐阜県)では別の伝承が残っており、信仰の対象になっています。

岐阜県、袈裟山の千光寺の開祖としての伝説が残っており、朝廷軍を迎え撃ち、民衆を導いた英雄、恩人として信仰の対象となっています。

千光寺は岐阜の絶景スポットとされており、円空作の両面宿儺像が祀られている「宿儺堂」があります。

興味がある方はコロナ禍が収まった後の旅行先にいかがでしょうか?(2021年2月執筆)

 

術式と宿儺の指に宿儺の正体への伏線が隠されている?

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

数々の異形の力を持っている両面宿儺ですが、その正体には謎が多く残っています。

作中の紹介ではこんな事が言われています。

「両面宿儺は仮想の鬼神、だが実在した人間。宿儺の名を冠する」

宿儺の名を冠すると言っていますが、「名を冠する」というのは称号という意味合いで使われる事が多い言葉で、元ネタの両面宿儺である可能性は低いと思われます。

呪術廻戦における両面宿儺が猛威を奮ったのは千年以上前とされています。

先述の両面宿儺の元ネタは西暦377年頃の出来事とされており、136話で偽夏油が「聞いているかい宿儺。始まるよ。呪術全盛平安の世が」と言っており、宿儺のことを平安時代(西暦794年~1185年)の人間であるかのような言い方しています。

なので宿儺が平安時代の人間である可能性が高いです。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

また宿儺の指と術式や台詞には、宿儺の正体への伏線が隠されており、いくつかの証拠に基づいて考察していきます。

 

・術式と台詞に隠された伏線

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

領域展開「伏魔御厨子」に隠されている伏線から考察していきます。

伏魔御厨子の意味を直訳すると、魔の潜む厨房です。

魔は宿儺を表しており、厨房といえば料理が真っ先に思いつきます。

実は宿儺の術式には料理に関するものが含まれており、「解」は斬り、「捌」は捌き、「開」は焼く等、まさに料理に関連しているようにしか思えない術式ばかりです。

さらには台詞で「3枚に卸したつもりなんだがな」や「味見、と言ったところか」と言っており、宿儺の正体は料理に精通している人物となる思われます。

またジャンプ本誌の一文にて「万死の厨房、現る!!」や「美味なる死は入念な下拵えから。」等の料理に関する一文が書かれており、宿儺が料理に関連することはほぼ間違いないと思われます。

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

 

・宿儺の指隠された伏線と平安時代について

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宿儺の指の根本は陰陽道の五行にまつわる形になっており、その正体が陰陽師である可能性も浮上してきました。

陰陽師の全盛期は平安時代とされており、仮に陰陽師であれば先述の偽夏油の台詞から平安時代の人間である可能性が高まります。

また平安時代の人間は言霊思想と呼ばれる思想が流行っており、名前=本体という考え方で、呪詛等に使われないように名前を隠す事が主流とされていました。

宿儺を平安時代の人間と仮定するならば、両面宿儺は偽名である可能性が高く、真名は別にあると考えられるでしょう。

 

・宿儺の正体

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

上記の事をまとめると

・料理に精通している

・宿儺の指は五行に関係しており陰陽師である可能性

・平安時代の人間の可能性

・偽名である可能性

この事から正体を推測すると、春苑玉成(はるそののたまなり)が近いと思われます。

春苑玉成は陰陽師であり陰陽博士(陰陽師の先生)でもありました。

氏姓(名前)は宍人首、後に春苑宿禰(はるそののすくね)へ改姓しています。

鳥獣の肉を料理する宍人部(ししひとべ)であった事もあり、改姓後は宿禰の名を冠しています。

宿禰とは宿儺とも言われ、武人や行政官を表す称号として与えられる名前でした。

春苑玉成は生没年不詳でデータも少ないのですが、陰陽師であり料理にも精通していて、宿禰を冠している事から候補になりました。

正体に関しては飛躍している部分が存在しますので、あくまで正体候補と考えて頂ければ幸いです。

 

両面宿儺の目的

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

作中の両面宿儺はなんらかの目的があって行動しているような描写が見られます。

指を11本取り込み肉体の主導権を一時的に得た際に漏瑚から持ちかけられた、「虎杖から肉体の主導権を永遠に得る縛りを作る」という提案を断っています。

その際に宿儺は「俺には俺の計画がある」と言っており、宿儺には復活する為のなんらかの方法があると思われます。

従者と思われる人物の裏梅に、「俺が自由になるのもそう遠い話ではない」と言っており、復活するための準備は順調に進んでいると思われます。

裏梅に「準備を怠るな」と言っていることから、宿儺から復活計画の概要が言われていることが予想され、裏梅が復活の準備をするために今後も暗躍すると思われます。

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また復活計画には伏黒恵が関係している可能性が高く、宿儺は事あるごとに伏黒の安否を気にしています。

 

・伏黒恵が宿儺復活の鍵?

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©呪術廻戦 芥見下々/集英社

両面宿儺は伏黒恵を気にかけており、これは伏黒が宿儺に追い詰められた際に唱えた

「布瑠部由良由良」を聞いた後から始まりました。

虎杖が死亡した際の宿儺との会話で「(死んでも良かったが)事情が変わったのだ、近い内面白い物が見れるぞ」と言い、伏黒をキッカケに虎杖を蘇生させます。

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人間に対して興味がほとんど無い宿儺が、伏黒恵が異戒神将魔虚羅を出して仮死状態になった際は、裏梅との話をやめてまで助けに行っており、「死ぬなオマエにはやってもらわねばならんことがある」と言って蘇生させています。

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・宿儺の目的に十種影法術の元ネタが関係?

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宿儺が伏黒を気にかけているのは、伏黒が唱えた「布瑠部由良由良」の由来に関する事だと思われます。

伏黒恵が扱う術式「十種影法術」の元ネタである「十種の神宝」には復活の式神「死返玉」というものがあります。

これは死者を蘇らせる神宝で、祓詞には「布瑠部由良由良と布瑠部、かく為なしては死人も生返らむ」とあります。

なので宿儺は虎杖の体を乗っ取るのではなく、自分の肉体を蘇らせることが目的と思われます。

 

今後の展開

現在虎杖は15本の指を取り込んでおり、それによって宿儺の力が大幅に増加しています。

漏瑚戦では新しい術式を使いましたが、先述の料理に精通した人物である可能性から水等の術式も使えるようになると思われます。

また裏梅が宿儺復活の為に影で暗躍しており、指の残り本数から今後宿儺が復活する可能性は高いと言えます。

 

まとめ

・両面宿儺は仮想の鬼神で実在した人間、現代まで呪いを撒き続ける呪いの王

・非常に自己中心的で邪悪な性格をしていますが、戦闘の際は抜け目がない

・宿儺の指は20本存在し、存在するだけで呪いを引き寄せる特級呪物

・虎杖に取り込まれており、特定の条件下でしか肉体を扱えない

・肉弾戦に長けており、回避困難な強力な術式や、絶え間のない斬撃を浴びせ続ける強力な領域展開を持っている

・元ネタの両面宿儺は西暦377年頃の日本書紀に登場し、邪悪な存在として扱われて討伐されているが、岐阜県では信仰の対象となっている

・宿儺は料理に関連する術式や領域展開を持っており、台詞や本誌一文からその正体は料理に精通している人物である可能性が非常に高い

・宿儺の指の根本は五行に関するものになっており、平安時代の主流である言霊思想から両面宿儺という名前は偽名である可能性が高く、また陰陽師である可能性がある

・両面宿儺は伏黒恵の術式を使って自身の肉体を蘇らせる事が目的である可能性が高い

・今後宿儺が復活する可能性が高く、裏梅が登場する可能性が高い

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